智慧のナイフ

光と闇 カリユガの暦

昼と夜 来ると去る

言葉と沈黙 ラトナと香木

ライフとデス 智慧のナイフなんです


闇夜と静寂と死をこわがり

太陽と神仏と生存を崇め奉り


消滅への恐怖は無明と呼ばれ

存在への意志に遺伝子は囚われ


一切皆苦 消えぬ無明

六道輪廻 何度も転生


終わらない生存 終わらない戦争

終わらない空腹 終わらない幸福


夜のとばりが降りるころ 闇がこの身を包む

極楽浄土が降りるため 夕闇の中 弥陀に頼む


動くこともなく のんびりと我が家でくつろぐ

眠りを阻むものなく 清浄の風呂場で服脱ぐ

肉体という服を脱ぎ 中有へと足も無く歩きだす


労働での満足 極まる時は 帰る時

食事での満足 極まる時は 食い終わり

闘争での満足 極まる時 どちらかが屍を晒す

男女の満足 極まる時 赤白二渧歓喜即仏


極まる楽は 西方十万億土

極まる智慧は 金剛ダイヤモンド


二水和合して 止まり オーガズム

一服する梵 きまり オーガニック


行為のあと 停止する賢者タイム

満足感は 停止の中に煩悩も皆無


涅槃寂静 ベッドの仏 永遠の休み

六根清浄 ブッダの国土 なむあみ

六道輪廻 つまるところ 究極の労働

一切皆苦 いのちがあがく 燃料の煩悩


涅槃のベッド 潜るチャンス ご臨終の瞬間

如来にBET      せずに怖がる 顛倒した主観


悩み苦しみは 生きてる側と 気づかず

我々はむしろ 死と静寂に 礼拝す


伏して請う、如来、大悲を垂れて等しく哀愍摂受したまえ