· 

星から来た鳥

かつて地上に降り立った、星の智慧を持つ者たち、彼らは喩えるなら翼ある鳥のような姿であろうか?阿弥陀経に描写された西方極楽浄土の光景には数々の鳥が出現する。彼らは皆、阿弥陀仏の化身だという。


翼は宇宙から来たもの、の比喩であろう。


翼のある彼らは地球に降り、いのちの種を蒔き、耕作を始めた。我々人類の始祖である彼らは、はじめに我々ホモサピエンスにとって兄であり種族、竜の種族を育てた。爬虫類に知恵の実は与えられた。



竜人ナーガは現在の類人猿ベースのホモサピエンスに先立つ知的生命体であり、また彼らの親の行為をそっくり真似ようとした。我々哺乳類を知的生命体にしようとしたのである。


アドルフ・ランツの言葉を借りるならば、蛇はエデンの猿と交わり、その結果、猿に思考器官である大脳を発生し、知恵を持った無毛の猿に進化した。ベリアルがイブの飲む水に精液を混ぜたなどの伝説や、あまりにも有名なソドムの堕落はこの事実による。


しかし、それは星から来たものたちにとっては禁忌であった。かくして星から来たものと、竜の種族の間で戦いが起き、竜の種族はある処に封じこめられた。その場所とは、竜宮と呼ばれる海の底である。おそらくは伝説のアトランティスや、H.P.ラブクラフトが夢見で知覚したルルイエ、巨大な石塊で構築され、ユークリッド幾何学を無視した線と形で構成された都市が、竜の種族の住処の、人間の無意識への表出であることは間違いない。


しかし、彼らの創作物であるホモサピエンスは地上に残った。


人類史を変える一神教や資本主義、共産主義、相対性理論などを発明するユダヤ人は竜の血が特に濃い。なのでヒトラーは彼らにヒステリーになったし、彼らの代替としての概念がアーリア民族であった。我が国でも日ユ同祖論なるものが流行った。『先代旧事本紀大成経』では、我らが万世一系の天皇の身体的特徴をこと細かに描写しているが、竜の血が濃いことが証明されている。


が、考えてみれば、思考器官を備えているホモサピエンスならば、誰しもが竜の実験の産物、即ち竜の子なのである。