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鬼子母神と十羅刹女

チベット起源の羅刹女


「十羅刹女と申すは10人の大鬼神女、四天下の一切の鬼神の母なり。また十羅刹女の母なり、鬼子母神これなり」(日蓮大聖人御書『日女御前御返事』 より抜粋)


十羅刹女

法華経陀羅尼品に登場する10柱の女性の鬼神、羅刹女、夜叉女。鬼子母神と共に日蓮宗では信仰の対象である。他に孔雀経の七十二羅刹女などが有名である。


この十羅刹女の名称に、爬虫類人種(レプティリアン)に見られる特徴が顕著に見られる。特に、鳩摩羅什訳の名称である。


爬虫類人種の特徴とは、天蓋、角、尾、翼、嘴、牙などである。こうして並べてみると宿曜に同じ名前の宿が多いのに気づく。何か関係があるかもしれない。角宿、尾宿、翼宿、嘴宿。先の元三大師には角と天蓋の特徴が顕れていたが、十羅刹女の場合「牙」である。


「曲歯」、「華歯」、「黒歯」など歯牙の形状により名称が付けられている。よっぽど歯牙が目立っていないとそうは名付けられない。


以下は十羅刹女の名称だが、鳩摩羅什訳が左から、玄奘訳が右である。


1 藍婆(らんば)/有結縛(うけちばく)

梵ラムバー 

衆生を束縛し殺害するので名づく。本地は上行菩薩。


蛇身もしくは尾で獲物を締めるのでそう呼ばれたのではなかろうか?

2 毘藍婆(びらんば)/離結(りけち)、梵ヴィランバー 

衆生の和合を離脫せしめんとするので名づく。龍王の如く円満月なり、大海に向かうが如し。右手に風雲、左手に念珠を持つ。衣食は碧録。面色は白く、前に鏡台を立てている。本地は無辺行菩薩。


龍王の如く円満月なり、との文が「龍」をそのまま表しているが、獲物を狩る時に群れからターゲットを離脫させて、1人になったところを狩るのだろう。

3 曲歯(こくし)/施積(せしゃく)

梵クータ・ダンティー 

歯牙が上下に曲がり甚だ畏怖すべきゆえに名づく。本地は浄行菩薩。


いよいよ、レプティリアンの牙についての説明である。歯牙が上下に曲がっている。ラプターのの系統と思われる。

4 華歯(けし)/施華(せけ)

梵プシュパ・ダンティー 

歯牙が上下に鮮明に並んでいるため名づく。本地は安立行菩薩。


やはり、鮫や鰐と同じく頻繁に歯は生え変わっていただろう。仏の三十二相にも似たものがあり。

5 黒歯(こくし)/施黒(せこく)

梵マクタ・ダンティー 

歯牙が黒く畏怖すべきゆえに名づく。本地は釈迦如來。


化石の中には、牙が黒いものが多いが、その場合は地中のマンガンによるものである。普段から歯が黒いとなると、バクテリアによるものか、蟲歯だったのかもしれない。なお、恐竜の中には歯から毒液を分泌するものがいる。毒液が黒かったら黒歯と呼ばれるかもしれない。

6 多髪(たはつ)/被髪(ひほつ)、梵ケーシニー 髪の毛が多いので名づく。本地は普賢菩薩。


羽毛恐竜であることを表している。

7 無厭足(むえんぞく)/無著(むぢゃく)

梵ラークシャシャ・チャラー 

衆生を殺害しても厭わない、飽き足らないことから名づく。本地は文殊師利菩薩。

8 持瓔珞(じようらく)/持華(じけ)

梵マーラー・ダーリー 

手に瓔珞を持つため名づく。本地は観世音菩薩。

9 皇諦(こうだい)/何所(かしょ)

梵クンティー 

天上と人間の世界を自在に往来するゆえに名づく。法華十羅刹女法には、膝を立てて座り、右手に裳(も)、左手に独鈷を持つ。本地は弥勒菩薩。

10 奪一切衆生精気(だついっさいしゅじょうしょうげ)/取一切精(しゅいっさいしょう)

梵サルヴァ・サットヴァ・オージョーハーリー 

一切の衆生の精気を奪うため名づく。本地は多宝如来。


法華経では、これら十羅刹女と鬼子母神が法華経を所持し伝える者を守護することを誓っているとされる。


さて、彼女たちの母である鬼子母神だが、恐竜、爬虫類人種の同種族と見るべきだろう。「また十羅刹女の母なり、鬼子母神これなり」と日蓮大聖人御書にはある。気をつけて見るべきは彼女たちはトリケラトプスとは違い、肉食であるということだ。遺伝子的特徴の多くは同じであろうと思われるが、鬼子母神には、鬼というだけあって牙の他に角があるのではなかろうか?しかし、日蓮宗では鬼の角を取った特殊な漢字を使うのでたる。ひょっとしたら肉食恐竜なので角はないのかもしれない。


さて、鬼子母神についての説明に移ろう。


鬼子母神(サンスクリット語: हारीती、Hārītī、 ハーリーティー)は、仏教を守護するとされる夜叉で女神ヤクシニーの一尊。梵字の発音の当て字で訶梨帝母(かりていも)とも言う。三昧耶形は吉祥果。種字はウーン。サンスクリット語のharitaは英語のgreenなので、緑色、青緑色という意味がある。狩りのための保護色だろうか?偶然にも画像のチベット伝説の巨大な羅刹女も緑色のように見える。



毘沙門天(クーベラ)の部下の武将八大夜叉大将(パーンチカ、散支夜叉、半支迦薬叉王)の妻で、500人(一説には千人または1万人)の子の母であったが、これらの子を産む栄養をつけるため、または子のエサとして人間の子を捕獲して食べていたため、人間に恐れられていた。鬼子母神は、法華経において十羅刹女と共に法華信仰者を妨げる者を処罰することを誓っている。


毘沙門天(クーベラ)の部下の夜叉パーンチカの妻とされているが、クーベラは鰐の神であり、先の緊那羅もクーベラ神の宮廷で音楽を奏でているところを見れば、肉食恐竜の王であることは確かだろう。クーベラ神はティラノサウルスなのかもしれない。


それからの神話は有名すぎるほど有名である。彼女が最も愛していた末子のピンガラ(嬪伽羅、氷迦羅、畢哩孕迦)を乞食行に用いる鉢に隠した。彼女は狂乱し、世界中を探し回ったが発見できず、釈迦にすがった。


釈迦は、子を失う親の苦しみを諭し、戒を受け、人間を食べなければピンガラを返すと約束した。ハーリティが承諾し、仏に帰依すると、釈迦は隠していたピンガラを戻した。すると、彼女は仏法の守護神となり、子授け、安産、子育ての神として祀られた。この伝承は日蓮宗を始めとする多くの仏教宗派に広まっている。


さて、ここで、隠された子の名前に注目してみよう。お釈迦様に隠された鬼の子の名前はピンガラである。ピンガラはサンスクリット語で意味は太陽である。つまり、お釈迦様は太陽を隠した、と解釈できる。太陽を隠された全ての鬼神の母は、半狂乱になった。ここでは爬虫類、恐竜種の種族として、半狂乱となったと考えるべきだ。太陽を乞食用の鉢で隠したということは、この太陽が隠される現象、日食かもしくは別の原因かもしれないが、太陽は地上から遮られたようだ。この「蝕」により鬼族、つまり肉食系レプティリアンは子孫が途絶える事態に陥ったのかもしれない。子を隠されたことにより、戒を授かり肉食をやめたとあるが、ひょっとしたら、太陽を隠され、かの種族が肉食できない事態、もしくは子孫の残せない事態に陥ったのかもしれない。太陽が隠されたという神話は、日本神話の天照大神の岩戸隠れや、インド神話のアムリタを盗み飲んだ龍ラフラの神話にも見られる。アステカ神話のケツァルコアトル(翼ある蛇!)と暗闇の神テスカポリトカの太陽の座を巡る戦い。先述したが、皇祖天照大神もオルニソスケリダから派生した爬虫類人種である。龍の種族が、太陽の隠される事態に陥って、それを打開する神話は世界の古代文明に伝わっている。


密教では訶梨帝母法という祈祷法が、安産のために修される。が、種族保存にかけた爬虫類人種の「思い」が伝わってくるようである。


さて、興味深いのはチベット神話である。チベットの国土は横たわる羅刹女と信じられている。7世紀、ソンツェンガンポ王は羅刹女の手・足・肩・肘・膝・臀部にあたる12ヵ所を封印するために寺院を建て、心臓にあたるオータンタプリ湖を埋め立ててチョカン寺(大昭寺)とラモチェ寺(小昭寺)を建立した。この心臓にあたる土地が現在のラサである。後述するが、チョカン寺にはあのアティーシャが訪れている。


チベット人は、この封印された羅刹女と猿の子孫とされる。正確には観音菩薩の化身である雄猿が、羅刹女と交わって六つの種族を生み出した。彼らは外観は猿と変わらないが、尻尾が無くなっていた。この猿人が現在のチベット人の先祖である。父親の性格を受け継いだ子孫は、慈悲深く、豊かな知性と感性を持ち、寡黙な者となった。母親の羅刹女の性格を受け継いだ子孫は顔が赫く、残忍にして好色、頑固な性格となった。


伝説によると、ウー・ツァン地方のツェタン近郊に、この羅刹女と猿の夫妻と子供たちは住んでいた。ツェタンの裏のコンポリ山の洞窟には、猿人たちの住んでいた洞窟がある。十一世紀にチベットを訪れたアティーシャはラサのチョカン寺(大昭寺)の柱の中にある文書を発見した。チベット人羅刹女起源説の証拠が記されていたという。


「チベット政治史」(亜細亜大学アジア研究所)によるとウー・ツァン地方の人々は微妙に骨格が違うという。


同書から抜粋すると、「現代の人類学者たちは、チベット人はモンゴル人種に属すると主張している。チベット人は何世紀にもわたってモンゴルと密接な関係を保ってきたことからも、この主張はもっともらしくみえる。しかし今日にいたるまでチベット人とモンゴル人の頭蓋骨の比較は行われていない。」


頭蓋骨の比較について同書では批判しているが、時代は急激にその科学技術と共に進歩している。近年、遺伝子情報の比較が行われたのだが、面白いことがわかった。日本人とチベット人はY染色体遺伝子のタイプが、ハプログループDなのだ。ちなみに漢民族や朝鮮民族はハプログループOである。


現在アフリカの角と呼ばれる地域から、ホモ・サピエンスは紅海を渡ってアフリカ大陸を脱出した。アラビア半島の南端から海岸沿いに東北に進みイラン付近に至った。これが原アーリア人である。さらにイラン付近からアルタイ山脈付近に北上したのが約6万年前頃。この6万年前に何らかの外的な遺伝子的介入があり、アルタイ山脈からチベット近辺でハプログループDEからハプログループDが誕生した。この6万年前の外的な遺伝子の介入が、おそらくは羅刹女(爬虫類人種)との交配であろうと推測される。ハプログループDのうち、東進して日本列島に至り誕生したのがハプログループD1bであり、アルタイからチベット付近にとどまったグループから誕生した系統がチベット人つまりハプログループD1aである。つまり、日本人とチベット人は先祖が同じなのである。我々、日本人とチベット人は、共に羅刹女、さらに言えば鬼子母神の子供たちなのだ。



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コメント: 1
  • #1

    ebi (木曜日, 31 1月 2019 03:06)

    トロオドンの意味は、傷付ける歯です。歯の化石が見つかって、学名が付けられました。