地震の原因について, 仏典には「八因縁」説と「三因縁」説とがある。「八因縁」は地震を引き起こす八種の原因を指し, この説は阿含部の経典に見られる。例 えば『長阿含経』巻二に次のようにみえる
第一種は風力の作用によるもの
第二種は道を得た比丘・比丘尼・天神などが自分自身の 力を試すために引き起こしたもの
第三種は菩薩が兜率天から降り, 母胎に入る時に引き起 こしたもの
第四種は菩薩が母胎から生まれた時に引き起こしたもの
第五種は菩薩が始め て悟りを開いた時に引き起こしたもの
第六種は仏が始めて道を修成し, 説法する時に引き 起こしたもの
第七種は仏が寿命を終えようとする時に引き起こしたもの
第八種は仏が涅 槃に入る時に引き起こしたもの
…続く…
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OHBA (水曜日, 22 3月 2017 12:34)
何度かメールを返信しようと試みたのですが、どうも出来ません。
そんな訳でこちらにお邪魔しました。
集合的意識の領域で特殊な振動が起こっているのでは無いでしょうか。感性の鋭い人はその地震を感じ取って、表現力のある者は世間に印象的な作品を提示したり、何かしらの興味を惹くようなパフォーマンスをする。或いは不可思議にもブッダの存在に行き着いて見出される者も現れる。
しかし、当人たちは自分が何をしているのか分かっている訳では無く、ブッダだけは彼らが何を感じ取ったのかを知っておられ楽しまれるのでは無いでしょうか。
佛教では無いところでは、導師は自らが契機になってカルマの清算(昇華?)をするエピソードがありますが、仏典にはそのような記述を見たことがありません。アングリマーラは、托鉢中にボコボコになって帰って来られた話がありますが、自力でそのように至っておられます。
人々にあからさまに大きな影響を与えるのは神々の何かでは無いでしょうか。仮にカルマの清算のようなことがあり得たとしましても命を奪ってしまったら、その者は今生で覚りを開けません。酷いカルマを積んだアングリマーラですら、覚りの可能性が残されていて命は奪われませんでした。こんなに誰かを悲しませる行いは無いと思います。ブッダが引き起こすならば仏法の理に外れていると思うのです。
EBI (木曜日, 23 3月 2017 03:43)
メールの返信ができない⁈変な現象ですね…
椎茸和尚は、仏が地震によって命を奪ったかどうか?ということを気になされているわけですね?
コレは私も首をひねってます。しかし、ブッダの出現と大地震は仏典と歴史両方から調べていくと、必ずリンクしていますので、悟りにおいて大地震は必ず起こる、と思われます。
はっきり言って、〈熊本如来〉もあの地震がなかったら私はそれほど注目してなかったでしょう。悟りの開珍、と石飛女史のような認識で終わったかもしれません。(カイチン-解定、とは禅では眠ることらしいですね)
如来のお膝元であのような地震が起きるのは不思議、とのお言葉でしたが、どこかすッとぼけた印象があります。
では、ブッダは地震によって死んだ命をどうカウントするのか?理解のわかれるところですが、法華経や仏典の転輪王についての記述に、糸口らしきものを見つけましたので、ブログの続きをご参照ください。
EBI (木曜日, 23 3月 2017 08:05)
それはそうと、無明庵のほうざんさんが2017年2月某日に遷化なされたそうです。松の間に遺言がありました。ご報告まで。