法華経の筋(スジ)

妙法蓮華経の全28品のうちいくつか隠され記された数字に、関連性があるのでは、と思い調べている。ちなみに、下記の数字は法華経の第何、ということ。例を挙げると…

7-16
5-8-12

と、繋がりがあるような気がしてくる。今のところ、私個人の脳内理論だが。〈筋理論〉(スジ理論)と名づけた。

7品の化城喩品の大通仏の16子…これについては様々な説があり、現存する漢訳、部分訳・異本を含めて16種の法華経とも言われますが、筋理論では16品の如来寿量品を暗号で示していると、思われます。7品の大通智勝如来は三千塵点劫も過去仏ですが、16品では五百億塵点劫も昔の過去仏が出てきて、この仏が久遠実成の仏、久遠仏で釈尊の本地とされています。7品から16品へのこの筋は、想像も困難な遠い過去、〈塵点劫〉という気の遠くなるような単位が出てくる点で共通した筋です。塵点劫筋と名づけました。ちなみに、五百億塵点劫は実際には五百塵点劫と表記されており、これはおそらく五百弟子受記品へとつながる筋であると思われます。

16-8 の新たな筋が見てとれる。

五百弟子受記品第八では、1200人のうちの500人の阿羅漢が〈立ち上がる〉わけですが、立ち上がらなかった、座したままだった阿羅漢は

1200-500=700

で、700人。7品の化城喩品を示す筋であり、7品の主人公であり釈尊の前世父である大通智勝仏(三千塵点劫)と、500人=500億塵点劫の記された16品の主人公の釈尊の久遠実成と比べられる。なぜ、大通仏より過去よりいる久遠仏が、大通仏の子とされ、しかも16子として16品を指し示しているのか。

さて、8品の五百弟子受記品のうち1200人の阿羅漢を12品との暗号とすると、12品の提婆達多品では8歳の龍女が出てくるので8品を暗喩して〈互具〉である、と。同じように5品へと行く筋があり、それは迦楼羅の葉、即ち迦葉に乗せる甘露の神話で龍の筋(ライン)を形成しているのだと思う。

そもそも8品の衣裏(エリ)に宝珠を仕込まれた友人がナーガ説は、ナーガのモデルとなったコブラが服(スーツ、裃)を着ているような形というのもあるが、蛇は脱皮するのでこの脱皮した皮を〈衣〉としているのでは、とも思う。龍に託された宝珠の、高振動密度の情報は、鳥(迦楼羅)の名を冠する漫画家の頭の中に入り、ドラゴンボールという優れた作品となった…のかもしれない。

ちなみに、こうしたシンクロを気にするのは〈声聞〉らしい。ウィキペディア虚空蔵菩薩によれば声聞とは、仏法を学んでいる状態。仏法に限らず、哲学・文学・物理学、さらには大衆娯楽や子供の戯言に至るまで「学ぶ」状態を指す。これは、おそらく哲学、科学、文学、農業、漫画、子供の戯言にまで仏の何らかの顕れ(シンクロニシティ)を見る(聞く)者となる。

法華経も学んでいくと、重厚にして緻密、濃密な羊羹の中を進むような感覚に襲われる。筋理論にしても独学で、流木にしがみつく大海の遭難者のようだが、そうとすると一眼の亀のような気分になってくる。〈一眼之亀値浮木孔〉。しかし、筋理論じたいは何処かの寺や在家教団でも説かれているとの噂を耳にした。