関西イゼベル女の殺人指令

   悪魔祓いのTV特番で必ず出てくる悪魔が、女悪魔のイゼベルである。ベルゼブブよりも出てくる頻度は高いかもしれない。このイゼベルという女悪魔、元は預言者エリヤの宿敵であり…常にユダヤの預言者たちを殺そうと、王をたぶらかして兵士たちに、殺しィ、殺しィ、と殺人指令を送っていた。

   私のよく見る悪夢にも、殺しぃ、殺しィ、と、イゼベルのような女が出てくる。ある奴を呪っていて、「そ奴こちらに時々とんでもないこと言うから殺せって言ってるのよ」とか殺人教唆系呪いを指令する。

   例えば、関西弁イゼベル女に殺しィ、殺しィ、と言われて、従って殺しにいったり、逆にオレンジ色の服着せて殺すとか言い返したりしても、殺気は伝播しているわけで…おもしろいことに殺しにいってる紫ヒットマン奴に、とうのターゲットが含まれているという謎の矛盾は、顕在化してない呪いにしか見られない不思議である。

   なぜ、殺し屋のなかにターゲットが含まれるのかというと、無意識的だとすれば、エネルギー自体が風だとすると人間の認識は風見鶏のように方向を変えるところがある…つまり、お父さんに〈家に帰れ〉と念を送ると自分のことを棚に上げて同僚や息子さんに〈家に帰れ〉とか言い始める。

   もう一つには狡猾なるターゲットが意識的であり〈気づいてしまうとこの女が自由になってしまうでしょう〉てのがある。どうやら、このターゲットのほうは〈聖なる予言〉でいう〈エネルギーの食べ方〉に気づいていて、つまり、相手の関心をひきつければひきつけるほど、エネルギーが自分に向かい充足する、自己は強化されるということである。関心は別に〈呪い〉でも憎悪でもよいのだ。〈俺を呪え〉なる言葉はそういう思想から出てくる。こういう意識的にエネルギーを食べている黒魔術に通じた連中は、蝙蝠、つまりヴァンパイアになる。シュタイナーでもないが、超感覚的認識世界では現象はそれなりの〈形〉をとるものだ。しかもこ奴らは群れて、いつのまにかレギオンというものになる。

   黒魔術的なところを差っ引けば、まぁ、好きなコを虐める小学生の発想である。憎まれているのに、愛されていると思い込む。実際、こ奴にとっては、関西イゼベルが自分に何らかの形で執着してればいいのである。

   そうして、殺しィというエネルギーが分離して残り、殺し屋になりすましたターゲットにより、別のターゲット、別の回路が作られる。もはや、当初の目的はどうでもよく、気づかせようとした人や、周囲に無差別に降り注ぐのだ。そもそも、望んで自分ら2人で付き合い始めたのに周囲巻き込んで殺し合いしてるな、と思う。

   そもそもこの現象の原因となった狡猾なるターゲットAくんと関西イゼベルことB子さんの色恋沙汰は、2005年にあったのだが、2016年にまで生き残っているというのは、浦島現象もいいところである。流れないウンコのようだ。そもそも野糞を実践していると、過去感情の堆積、カルマ、残留思念がなかなか風化しない。

   このターゲットくんもアホであり、10年も時が経ったら自分の呪術的ウンコを忘れているのである。この殺しィ、なる指令がそれこそ〈ホメイニ師のファトワー〉並みにしつこく、自己を汚染しているために、全然違う〈善き隣人〉に、あいつは殺せる、などと殺意を露わにするわけだ。それというのも、知ってか知らずか、彼という現象がかの関西イゼベル女の憎悪に支えられている側面があり…私はそこに縁起を見る。

   また、殺人教唆呪いエネルギーはブラックハウンドのようなもので、其れを遂行しない人間を、味方してくんない、ジャマァァとか言ってくるわけである。  

   そういえば、コレを書いている少し前に、ものすごい雹を含んだ嵐があった。〈呪い〉の発露かもしれない。雹で思い出したが…そういえばミラレパとその母みたいな話しである。母が殺人指令を下すわけだ。