食の次元3

「実はその動物(人の)肉が目当てなんて。。」

ここで、長い寿命を持つ者(上位次元者)が、どう人を喰らうか見てみよう。

  人の、人間のデザインというものを考えてみよう、実によくできているではないか?6処(感覚器官)のうち身意外は全て《頭》に集まっている。眼耳鼻舌は頭にある。《意》を脳と捉えることもできる。上位次元者は、《人の頭》を《果実》のように見ている。ヘールカやカーリー、鬼子母神や羅刹女、ダキニなど、食人系の鬼神を見てみるがいい、頭蓋骨(カパーラ)に異様にこだわっている。アレは、じつは人が蟹を喰らうが如く、頭蓋骨をカパッと開けて、ムシャムシャ食べているのである。第六天魔王を自称した信長には、髑髏杯で酒を呑んだという逸話がある。ヘールカやカーリーのタンカや絵画を見てみると、《生首を数珠》にして首や腰にかけている。

  しかし、肉が目当てといっても、実際に人食い族やゾンビのように血肉や脳みそを撒き散らして食べているのをあまり見たことがない。むろん、血にはかなりのエーテルが含有されているので、それを好む鬼神もいるだろう。しかし、どちらかと言えば《攻殻機動隊》のように、《脳をハイジャック》しているのかと思う。人間は攻殻機動隊のゴミ回収員のように、ハイジャックされたことに気づかない。因みにあの2人のゴミ回収員の回収するゴミが記憶とか考えると面白い。

  私はかなりリアルな明晰夢でこれら上位次元者の食べ方を垣間見た。なぜか、犬のような匂いが夢の中に充満しており…起きて風呂に入るまでまだ獣臭があった。ダキニ天かなと思う。

  夢では、私の頭蓋骨の中に、6処の感覚器官が、盛り付けされているように見える(目玉や舌)。髑髏杯(カパーラ)の中のあの盛り付け‼︎ まるで料亭の料理の盛り付けのように感じられた。上位次元者は感覚器官(6処)を喰らう(入る)ことにより、その人の触受を味わうこととなる。

  ゾンビ(死人)は脳が大好物でムシャムシャするとは、霊(死人)は脳が大好物で後頭部から入ってきて脳や感覚器官を乗っ取るの暗喩でもある(昨日、ゾンビ映画やっていましたが)

  おそらく脳みそをハイジャックされているからこそ、何かヴィジョンや声を投影されて、ありえないものを、見えたり、聴こえたりするのではないか?

  ダキニは頭蓋骨のてっぺんにある人黄が好きで数ヶ月かけてねぶるそうである。人黄は6粒あるらしいが、個人的には6処(眼耳鼻舌身意)の比喩だと思う。12縁起的には6処以後は触受愛取有生老死へと向かう流れとなる。名色は変わらないがハイジャックされるとされた人は影響下に入る。

  問題は彼らが人を食う時である。6欲天の第3天に住む夜摩天…『観無量寿経』に「如夜摩天宮、有五百億微妙宝珠、以為映飾」とある。この天は、光明を放ち昼夜を分けず、その時分を知って五欲の楽を受ける、つまり時に随って快楽を受くるより、善時天(ぜんじてん)あるいは時分天(じぶんてん)と名づけられる。その時分、とはおそらく《死ぬ時》ではなかろうか?夜摩天のもう一つの名前を閻魔大王と言う。時に随って、とか、その時分を知って、とぼかされた表現だが…

  昔、大塚駅(雑司が谷の近く)の付近でグラウチング(下水)工事の警備をしていたところ、よく通行人とお喋りしていたのだが。面白い人が2人いて、夜通し「税金泥棒」とか「死ね」とか叫ぶ、完全に狂った、ものすごい綺麗なおばさん(40代くらい)。もう1人が、自称発明家のお爺さんで、寿命のわかるプログラムを開発したとか言っていた。

  想うに、走馬灯というのも、その時分(寿命、人の死ぬ時)を知った夜摩天が高速でダウンロード(食べる)しているのかもしれない。つまり「時に随って快楽を受くる」わけである。実った果実を収穫しているような…

  西遊記には人参果というものが出てくる。赤子の形をしていて、食うと1個で4万7千年寿命が延びる。人参果が《脳と感覚器官》だとは…

  それと、夜摩天の眷属か、はたまたダキニ天か、おそらく生前から食われている人もいるのではないかと思う。私はアルツハイマーとか痴呆症とかの症状は記憶とそれに基づく感情を、生前から食べられているのではないか?私は少し前まで痴呆症、アルツハイマー、脳神経系専門のリハビリ病院で清掃をしていた、その時を思い出すに、その説に思い至った。