シトリーとホロスコープ

 
  ソロモン72柱にシトリーという悪魔がいます。特技は魔力で女性に裸踊りをさせること。

『シトリー…別名にビトル(Bitru)、シュトリ(Sytry)がある。『ゴエティア』によると72人の魔神の一人で、60の軍団を支配し、序列12番の地獄の偉大なる君主である。望みの男性または女性を愛させ、裸にさせたり、相手の秘密を暴く事ができるという。 の顔とグリフォンの翼を持った姿で描かれ、命令に応じて非常に美しい人間の姿をとるとされる。』

   ゴエティア・コードを占星術に応用するに、獅子座と乙女座の融合をシトリーとします。獅子座は雌(メス)のライオンになります。そこで、この融合サインを見るわけですが、お隣りの中国で妙な事件が連続した時のホロスコープを見てください。主要惑星が5つ…オーバーロードしてます。太陽、水星、火星、金星、木星。ドラゴンヘッドは天秤座2度ですが、僅か2度と近いところにいます。ホロスコープは2015/8/10ですが、19日と21日にも事件は起こってますので、皆さんもよかったらホロスコープ作成して見てみてください。私の場合、場所は安徽省に近い九州で作成してみました。

以下は、2015年9月号のSPAからの抜粋です。

   8月10日昼、安徽省合肥市の鉄道駅近くで、若い女性が突然着ていた服を脱ぎ捨て、下着姿となった。彼女はこの日、西安市から列車で到着したばかり。20時間もの間、混雑する車内で身動きもとれず、ほとんど眠れぬまま下車。駅を出ると幻覚が見え、無意識に服を脱いでしまったという。専門家は、長旅のストレスが原因で起こる「旅客症候群」であると指摘している(『中国日報網』)。

 また、8月19日夜にも広州市の路上を歩いていた30歳前後の女性が、突然服を脱ぎ始め、一糸まとわぬ姿になった。彼女はその後、声を上げて泣き始め、駆けつけた警察に保護された(『南方網』8月21日付)。彼女は妊娠5~6か月で、精神的に不安定になっていたという。さらに8月21日は江蘇省無錫市で、白昼の街中を全裸で疾走する若い女性が目撃された。当日は、中国の七夕の翌日だったこともあり、恋人とのトラブルが原因という憶測も出ている。中国では、七夕は情人節と呼ばれ、恋人同士で過ごす習慣がある。

 各々の事情はあるにせよ、なぜ共通して「服を脱ぐ」のか。中国在住のフリーライター・吉井透氏は、こう見立てる。

「中国人は、怒ったときや悲しいときなど、感情の起伏を隠すことなく周囲に示す習性がある。そうすることで、注目を集め、手を差し伸べてもらう『かまってちゃん』的な動機なんです。ただ最近は、他人への無関心が蔓延しており、地団駄を踏む程度では注目を集められない。そこで、露出という大胆な行為に出るんでしょう」

 広東省仏山市の貿易業・林田岳男さん(仮名・50歳)も、女性が公然と露出に及ぶ現場に遭遇した。

「路上で果物を売っていたおばちゃんが城管(都市管理執行員)に捕まった。売り物を荷車ごと没収されると、『これも持ってけ泥棒めが!』と叫びながら服を脱ぎ、下着を取って城管に投げつけ始めた。無視して立ち去る城管を、見物人たちは『街の美化が仕事なら、このおばちゃんの裸をどうにかしろ!』と野次っていました(笑)」

 公然露出は、交渉カードに利用されることもある。広東省東莞市のメーカー勤務・高島功夫さん(仮名・38歳)は話す。

「以前、付き合ってた彼女と路上で口論になり、その場で服を脱ぎ始めたことがあった。口論の原因は、ブランド物のバッグの購入を私が断ったことでしたが、そんな“自爆テロ”に出られたら要求を呑むしかない。ブラジャーを脱ごうとしたところで折れました」

 一方、中国人の公然露出の動機について、「生理的欲求説」を唱えるのは、中国でも活動するタレントの宮下匠規氏だ。

「かつて、中国人は他人に恥部や下着を見せることが日常化していた。しかし、トイレが個室化し洗濯物も外に干さなくなったことで、密かに欲求不満を抱えていると私は考えます。チャンスさえあれば脱いでやろうと思っている人も少なくないはず。話題にならないだけで男が全裸になる騒動も多数起きているのです」

 露出癖の背後には過去への憧憬があったということか!?

<取材・文/奥窪優木>

週刊SPA!連載 【中華人民毒報】