いわゆる、聖霊、天使というものに、私は会ったことがあります。そいつは、白衣を着て、おかっぱ吊り目、私を天井から見下ろしておりました。天草四郎みたいな感じだな…となんとなく私は思いました。そいつは言いました、
「主に遣わされ、あなたに仕えるために来ました。」
そこから先の問答は覚えていませんが、どうやら私はなにか失礼て間違ったことを口走ってしまったのか…相手が豹変、
「今すぐ息の根を止めてやろうか?」
と言ってきました。あとは、こちらもブチきれて、怒りながら私はそいつを無視して寝ました。
その後も、声を変え、顕れる人のビジョンを変え、私にいろいろ伝えてくるのですが…明晰な夢で黒人の少年になったときもありました。やはり目が狐目で私はユエとかいう名前の設定で、なぜかそいつの母親とねんごろになり、黒人少年は母さんと寝るなら、私を「消す」と、息巻いておりました。ユエという私の名前を聞くたびにマジギレしていたのでハラハラしながらも、面白かったです。同時に、あゝなんてマザコンなんだ、とも思いました。そのころから、喫茶店で全く知らないおばさんから「出ていけルシファー‼︎」と絶叫されたり。
私とりあえず困り、怪現象をやめるよう、何故、最初の声でしゃべらないんだ?と思念で祈っていると…
「お前なんかに、声を出して何になんの?」
みたいな声が返ってきて、私はまた激怒するより、なんだか呆れました。天の使いというのは、少なくとも私に遣わされてきた者は、呆れるほどタカビーで上から目線でした。
まぁ、他にも天使から
「お前なんかを器にするなど、反吐が出る」
だの、携帯を見たら、ラテン語のメールがバーっと書いてあり、焦りました。ちょうどその頃から、私は得体の知れない激しい怒りと、聖書への興味がわき、「蛇は再び立ち上がる」を一気に書き上げました。
しかし、未だにオイディプスな天草四郎くんのタカビーさ、そして彼が私に遣わされた意味がわかりません。私、洗礼受けてませんし。たしか、洗礼を受けてない人の魂は、神は救う義務がないそうです。まぁ、じっさいは違うのかも。神のお考えはわかりません。途中の豹変は、私の堕落した態度にブチきれたのか、あるいは黒人少年の夢から、女性と寝た、というのが許しがたいのか。
タカビーさが気になります、スーパーナチュラルのウリエルみたいに、only human(たかが人間)みたいな感じなのでしょうか?スーパーナチュラルでは、カスティエル以外の天使は人を器としか見てなかったですね。
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