ASCと容貌

 石川源晃氏の著書を読んでいて、ちょっと気になる箇所がありました。『一般にASC△金星 は美人の生まれであるとかASC□金星の人は顔に傷がある・・とか言いますが、これに対する科学的に信頼できる研究はまだありません。』『ASCの近くにいる「天体」は、その人の「容貌」に大きな影響があります。』

 

 ようは、アセンダント付近の天体により「容貌」がわかるらしい・・が、科学的証明はできていない、ということですな。そこで、僭越ながら私のホロスコープを見てみますと・・私のアセンダント付近はもろ月蟹なのですが・・つまり、蟹座にルーラーの月がいるわけですね。データを見てみますと『丸顔で手足がやや太め』とあります。当たってますね・・。

 

 石川さんは何故か科学的証明を気になされます・・東工大だからですな。統計していって・・コントロールデータとか書いてありました。けっこうめんどくさい。プロバビリティーとか・・ある法則の「外れ率」が5%以上(p>0.05)だった場合、その法則は「偶然の所産」ということらしいです。Pはプロバビリティーです。とすると、先ほどの「ASCと容貌の法則」も95%以上外れてしまったら・・偶然の所産になってしまう。科学者ですな・・。東工大とは何気に縁があるのですが、奴らはこちらより、頭ひとつぶんくらい頭がいいです。にしては、妙に危険な世界に飛び込みたがる人も多いので面白いです。