交通誘導系

 夢の中、例えば憎悪をかき立てられる映像を見せられる。その感情をぶつける相手を見せられるが、呪いが違う相手に当たってしまうように誘導させられる場合がある。殴ったら鉄の柱だった場合もけっこうある。自分がダメージを受けるのである。それくらいならまだいい、呪が己の家族に誘導させられる場合もあるのでご注意を。

 

 そもそも、夢の中の道筋を指し示すのは「誰か」という点に注意されたし。道路の自動車の流れというのは回路でもあるが、必ずそれを指し示すものがいる。「あらゆる感情」に先立つ、「交通誘導係」がいるわけである。ギリシャ・ローマ的に言えばヴィーナスないしはイシュタルを誘導する「ヘルメス」的なものだ。そういう神話あった、たしかエンキが派遣した冥界からイシュタルを連れ戻す死なない精霊だったか・・。ヘルメス「水星」が悪戯するとは前述した。

 

「あらゆる感情」に先立つ交通誘導的知性、道案内を古来、日本人は「狐」と呼んだ。狐の悪戯では、まるで孔明の奇問遁甲にやられたかのように同じところをグルグル回るが、気づくと人の思考も似たようなものだ。ある集団、会社なりなんなり、その集団特有の同じ思考の道筋があり、踏み込んではいけない深い森もあるわけであり・・狐というものは、そうしたところまで案内することができる。「あらゆる感情に先立つ」、即ち「狐」ないしは「水星」はとても速い。感情メインの状態では追っつかないことをリアルに実感する。黄泉から誰かを連れ戻すというのが「狐」の役割であるかは、今研究中。道案内としては類似している「かかし」がそれであるかは定かでない。 松村氏の「狐」本を今さら読もうとふと思った。