小沢氏が心筋梗塞で倒れ42日間入院した1991/6/30のチャートです。トランシットで見てみるとT冥王星が蠍座でルーラーなので強烈ですね。それがプログレスのASCとコンジャクションなのでよけいに強烈になります。それが8ハウスのN金星とクインカンクス(150°)、10ハウスの水星、木星の合とクインカンクス(合)です。クインカンクスは2つの要素を調整しなくてはならない、というアスペクトなので、8ハウスの小沢的なワンマン牡羊金星に支配されていた、粘着質を含む集団と、10ハウスの水星と木星で切り盛りしていた所属団体との調整・・ということで42日間も入院したのかもしれません。N冥王星がT土星とオポってますね・・。獅子座の冥王星と水瓶座の土星のオポジション・・土星と冥王星のハードアスペクトは、あらゆるアスペクトの中でも格別と言っていいほど深刻で、様々な破壊的な出来事や極限的なストレスを言い表しています。とくに土星は肉体機能の限界をも言い表しているために、獅子座冥王星で限界突破しようとして小沢氏は自らの土星(肉体機能の限界)を突破してしまったのではないか・・そのため、心臓病で入院を余儀なくされた・・。入院後に海部おろしに成功したが、総理の座を辞退した理由も、「自分の限界を超えてビビった。」ということもあるかもしれません。他にも彼は1991年夏にはオポジションだらけなんですね、N火星とTドラゴンヘッド、T海王星、T天王星の合がオポってますね。火星とドラゴンヘッドがオポジションだと何でもかんでも自分で処理してエネルギーを使いすぎてしまうということを表しています。トランシット山羊座11ハウスドラゴンヘッド、社会的な活動、外交を土の中の活動とし、それに貪欲すぎる、というわけですね。それで、無理がたたってしまったのではないかと思われます。また、ドラゴンヘッドの反対側はドラゴンテイルなので、これで火星の攻撃性が解脱してしまったと。結果、ポキンと折れる形で心臓に負担かかり入院なのかもしれません。ちなみに、1994・9・28には、彼が新進党の幹事長となって自民党を離脱したときにはアセンダント及び、ネイタルの月とドラゴンヘッドが、トランシットの魚座6ハウス土星とオポジション(180°)です。当然、これまでの制度に反抗するわけですね。
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